新しい記事は、波止場通信へ |
Webサイトを、これまで仕事(波止場通信)とプライベート(続・ダラーガ通信)に分けていましたが、今後は、波止場通信に集約したいと思います。新しい記事は、波止場通信へ。http://dadada0.wix.com/hatoba
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2014-03-07
博物館の中に領事館?
2月下旬の某日、昨年10月にリニューアルオープンしたUCCコーヒー博物館へ行った。家から徒歩10分という至近距離にありながら、ここに来たのは30年以上の前のことだ。昔の様子がどうだったか、あまり覚えてない。
入場料は300円と安い。コーヒーの歴史から、栽培、鑑定、焙煎、抽出、文化とコーヒーに関するすべてが分かるようになっており、立体コーヒー事典といった趣。楽しくコーヒーについて理解することができた。
満足感を味わいながら館内を歩いていると、「神戸ジャマイカ名誉領事館」に出くわした。博物館の中に領事館? 以前から存在したのだろうが、忘れていた。プレートを読むと、れっきとした名誉領事館で、ビザも発行してくれるそうだジャマイカは、中南米の中でキューバとともにいずれ旅行したい国の一つだ。最近はほとんどがノービザだが、必要なときは徒歩10分で取りに来れると思うと何だか嬉しい。急にジャマイカが近くなった感じだ。ボブ・マーリーも、ジミー・クリフも待ってろよ! と言ってもボブ・マーリーは死んでしまったのだが。
*後で調べたら「30日以内の観光目的の滞在なら不要」とある。だから実際はここの世話になることはないだろう。
2014-03-05
テレビとお好み焼き
最近、B級グルメのお好み焼きにはまっている。某日、友人のカメラマンから推薦された「ひかり」へ行くことにした。ここは、お好み焼きを海苔で巻く、のり巻きお好みで有名な店らしい。JR神戸駅から南西へテクテク歩いて、稲荷市場の一角にある目的地に到着した。
店内に入り、さっそくのり巻きお好みと貝入りそばを注文した。おばちゃんが「今日、うちの店、テレビに出るかもしらへんよ」と言う。ほう、テレビに取材されたんや。テレビ局が取材にくるほど有名な店なんや。と納得しつつ食べていると、店内のスタッフが「ああ」といいながら、テレビを食い入るように見つめる。私も思わず椅子から立ち上がって、テレビ画面が見えるところまで移動すると、のり巻きお好みをつくっているシーンだった。そして今食べているものと同じものが完成し、スタッフの2人の顔がテレビの画面にクローズアップされた。おお、目の前にいる人が、テレビに映っているではないか。
「テレビに出たら、またどっとお客さんくるん、ちゃいますか?」と私が声をかけると、おばちゃんは「こーへん、こーへん」とほとんど期待していない様子だ。
ところが、テレビ放映から15分ほど経過して私が食べ終わる頃、ドアが開いて夫婦づれが入ってきた。「テレビ見たで。急に食べたなったわ」。さらに男性2人、さらに若い男女2人が入ってきた。わずか15分で6人が来て、店内はそれまでの客と合わせて満席状態になりつつあった。恐るべし、テレビ効果。しかし偶然とはいえ、目の前の人間がテレビに映っている姿を見るのは、不思議な気分だった。
2014-02-26
マーケティングの極意?
ポスターやチラシは、内容のできはもちろん大切だが、どこに貼るかでも広告効果は大きく違ってくる。化粧品やファッション品ならお洒落なエリアに貼るだろうし、サラ金ならサラリーマンの多い駅前に貼るだろう。あるいは競馬場やモーターボート場の近くも多いような気がする。
では、自衛隊員募集のポスターはどこに貼られているのか? 以前は街中で時々見かけたが、最近はどこだろ? 高校や大学のそばとかハローワークの近くだろうか? てなことを考えていたら、やけに身近かなところで見つけた。何とモトコー7番街の入口のショーウインドウに貼ってあるではないか。ここは、関西で一番安いミリタリー&サバイバルグッズ専門店のショーウインドウである。
ショーウインドウの中を覗いてみれば、US M60機関銃、デニックス火縄銃、トンプソンサブマシンガン、ブラックフォークRACK、デニックスガンベルトと書かれたミリタリーグッズがディスプレイされている。
自衛隊募集のポスターとミリタリーグッズの関連から、次のような推測が成り立つ。「お、自衛隊員の募集広告だぞ。入隊すれば法律など気にせず、誰はばかることなく、本物の銃を存分に発射できるぞ。これは入隊するに限るな」といった発想をする銃器マニアの若者をターゲットにしたのだろう。
マーケティング手法的には募集効果アップにつながるかも知れないが、人選において間違っているのでは?
(後日、お店の人に伺ったら、これらの銃器類はすべて模造品で安全であるとのこと。ご安心ください!)
2014-02-13
間違えたやないか!!
柳原戎に出かけた1月10日。その前にお好み焼きで腹ごしらえをしようとJR新長田駅の改札口を出たところで、伍魚福の社員が法被を着て自社商品をテーブルの上に並べて販売していた。そこで目に止まったのが「ピリ辛 さきいか天」である。1年ほど前、知り合いの方からいただき食べたことがあり、それがすごく旨かった記憶が突如蘇った。私が即購入したことは言うまでもない。そして帰宅後、すぐに食べ始め、2、3日で空になってしまった。以後、伍魚福の「ピリ辛 さきいか天」にお目にかかったことがなかった。
某日、近くのダイエーに用があって入った時、あらら、「ピリ辛 さきいか天」があるではないか。ほぼ同じデザイン、大きさ、価格である。久しぶりに巡り会った「ピリ辛 さきいか天」。こんなに身時かな場所にあったとは。感激しながら購入。自宅で食べたところ、堅さも味も違う。あの少し堅いパリパリ感もなければ、ビールが飲みたくなるピリ辛感もない。ただのソフトないか天である。袋を裏返して製造会社を調べてみると、広島の会社ではないか。神戸の伍魚福の「ピリ辛 さきいか天」ではなかったのだ。
食品関係で似たデザインのパッケージが出回っているのは知っていたが、まさか自分が騙されるとは。後日、伍魚福の「ピリ辛 さきいか天」を買ってパッケージを並べてみると、あまにもそっくり。間違うのも無理ないよな。しかし、ここまで似せたパーケージを作るとは、広島の会社にプライド、ないんやろか。
伍魚福の「ピリ辛 さきいか天」は、右です
2014-02-07
バックシャン
高砂市で撮った写真をみていたら、バックシャンという言葉を思いだした。私が若い頃に使っていた言葉だが、今はほとんど聞かない。たぶん死語になっているのだろう。
調べてみると、バックシャンとは後ろ・背中(背部)といった意味の英語"back(バック)"と、美しいという意味のドイツ語"schoen(シャン)の合成で、後ろ姿が美しい女性を意味する。ただし、後姿だけが美人(後姿で期待したほど顔は良くない)といったニュアンスが強く、褒め言葉として使われたものではない。しかし、シャンという言葉自体が使われなくなり、バックシャンも死語となっている。とある。
しかし、バックシャンは女性の後ろ姿だけでない。こうした建物にも当てはまるのではないか。建物の場合、普通、正面の意匠にはお金も手間ひまもかけるものだが、後ろはほとんど無防備だ。とくに背後が建て込んでいて、後ろから見られる可能性がなければ、何も意匠をあれこれ考える必要もないからだ。ところが、背後が突然、壊され、広大な駐車場になったりすると、あらら、こんなはずじゃなかった後ろ姿が衆目に晒されることになる。でも、1件なら恥ずかしいが、何件も並ぶと、逆にこれが壮観。それなりに美しく感じるから不思議だ。バックシャンの出現、ここに成立!
2014-02-06
俺もトタニストだ!
日曜日の夜、読売系の「ほんわかテレビ」を見ていると、トタニストを名乗るカメラマンが登場してきた。彼が撮る対象は、錆びたトタン板であり、そこに限りない愛情を注ぐ。そして作品を見せながらトタンの色や錆び具合などを熱く語るのであった。
あれ、前日の土曜日、俺が高砂市内の堀川沿いで撮った写真こそ、まさにそれに当たるではないか。ということは俺もトタニストの資格ありかも知れない。さらに俺がカメラを向けているとき、隣に居合わせた中年の男性が、小さなスケッチブックを広げて何やら描き始めたではないか。どうやら同じものに興味を抱いていたようだ。
しかし人間とは、つくづく様々なものに興味を抱くものだ。時には、打ち捨てられたような廃墟にも美を見いだしたりする。錆びたトタンに、過去の記憶を呼び覚ます力があるのだろう。
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