平城遷都1300年祭へ
絶好の秋晴れ。秋篠寺から田園風景を楽しみながら
陵墓と遷都1300年祭の平城京跡を訪ねました
11月3日(祝)文化の日。午前10時に近鉄大和西大寺に、今までで一番多い21名参加者が集合しました。当日は秋晴れで空気も澄んでおり、絶好のハイキング日和。森垣会長をガイドにさっそく出発。住宅街を抜けて秋篠寺へ向かいました。
秋篠寺はこじんまりとしていますが、素朴な味わいがあり、苔の庭も見応え十分。本堂は天平建築の寄棟造りで国宝です。本尊は薬師如来ですが、注目は、日本でここだけにある技芸天立像。優美な像に向かって思わず手を合わせました。
次は、神宮皇后の陵墓、そして垂仁天皇皇后の陵墓を巡り、いよいよ遷都1300年祭で賑わう平城京跡へ。最終日の11月7日(日)も迫っているためか、会場は予想通り多くの人たちの姿が…(後日の新聞では、イベント期間中の来客数は、予想を100万人上回る350万人になったそうです)。交流広場のまほろばステージでは、万葉集を歌にしたイベントを行っていました。
昼食後、再建された壮麗な第一次大極殿正殿を見学しました。直径70cmの円柱が44本、屋根瓦は約10万枚使われています。内部は天皇が座る高御倉があり、天井を見上げると、朱塗りの柱の幾何学模様がとても美しく、さらに上村淳之氏が描いた四神と十二支の壁画が並びます。ため息をつきながら古代の人々の美意識を共有する喜びを実感できました。
今回のハイキングで歩いた距離は約8km。秋の奈良を見て回ることができ、大いに満足な一日でした。