神戸ビエンナーレ of 波止場通信


神戸ビエンナーレ2011

2011年10年1日(土)〜11月23日(水・祝)

2年に一度の楽しみが港にやってきた!

コンテナ利用や海上展示などに感心!

DSCN0827.JPG 2年に一度開催される神戸ビエンナーレ。2007年に始まって以来、今年で3回目になります。
 第1回目の神戸ビエンナーレ。初めてメリケンパーク会場に足を運んだときは、コンテナを使った展示方式に大いに驚いたものです。コンナ使用が、港神戸らしくて良かったこと、またコンパクトな空間であるコンテナの特性を活かした映像作品が多く登場しているのも特徴でした。
 普段、現代美術とは馴染みのない人々も、青空が広がるメリケンパークで展開されるインスタレーションの数々を気軽に楽しんでいた様子でした。もちろん、私も多くの作品に魅せられました。
DSCN3796.JPG
 第2回は、メリケンパークから、兵庫県立美術館の2つを船でつないで移動。何と海上にも作品を展示、船内でも舞踏パフォーマンスを繰り広げるなど、港の特性を生かした展示方法に、再び感心するばかりでした。また、県立美術館に展示されていた榎忠氏や澤田知子氏などの作品には、ユーモアと視点の組み替えの面白さなどを体感しました。

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アート会場が、2ヵ所から4ヵ所に!

ビエンナーレ2011.jpg そして第3回目の今回は、従来の2ヵ所から、元町高架下とポーアイしおさい公園が加わり、4ヵ所に会場が増えました。
 なるほど、元町高架下とは、すごい着眼点です。権利関係等がややこしいのではと想像しますが、かつて隆盛を極めたモトコーが、アートの現場としてどのように甦るのか、楽しみで仕方ありません。そしてポーアイしおさい公園は、私の自宅から徒歩15分の近距離。散歩がてらに毎日、作品を観ることだってできるのです。

 いずれにしても港町・神戸らしい会場で、最新の現代アートを存分に楽しめる愉しいイベントが開催されます。気軽にアートに触れて、感じることができる絶好の機会です。


※インスタレーション
現代アートに頻繁に現れるようになった美術作品の提示方法の一つ。物体や装置などを配置し、アーティストの意向に添って構成された空間そのものを作品(空間芸術)とするため、「鑑賞」や「体感」して楽しんだりする。

<会場>
●神戸ハーバーランド【有料(一部無料)】
●ポーアイしおさい公園【無料】
●兵庫県立美術館【有料】
●元町高架下(JR神戸駅〜元町駅間)【無料】


<入場料>
会場券(2日間)
大人       前売券 1,000 当日券 1,200
大学生・シルバー 前売券  400 当日券  500

※神戸ハーバーランド会場+兵庫県立美術館共通券
 期間中の2日間有効(連続しない日も可)
※大学生、シルバー(65歳以上)は、学生証・免許証など年齢確認ができるものを提示してください。
※高校生以下および障がい者(介護者1名まで)は無料

<お問い合せ>
神戸ビエンナーレ組織委員会事務局
TEL:078-322-6490
http://www.kobe-biennale.jp/

進化する公式ガイドブック

美術手帳の増刊は、見応え、読み応え十分!

2009年度版/神戸市の修身部にある野外彫刻をほぼ網羅!

2009公式ガイド.jpg  最初の「神戸ビエンナーレ公式ガイドブック2007」を、購入したものの、どこに消えたのでしょうか。私の記憶では、ビエンナーレの概要と作者と作品などを紹介するオーソドックスなスタイルのガイドブックだったと思います。
 それが2009年度版の公式ガイドは、美術手帳の増刊の形で出ていたので、少々驚きましたが、サイズがA5版(普通の学生ノートの半分のサイズ)というコンパクトさが嬉しかったものです。そして内容をみると、注目の招待作家紹介などの他に、「神戸が誇る野外彫刻 都市中心部“ほぼ”全ガイド」を見て、思わず唸りました。
 実は神戸市には、野外彫刻が50〜600もあり、これは山口県の宇部市に匹敵する数だそうです。ここでは、市内中心部のある野外彫刻を“ほぼ”紹介しようという情熱と根気のある試みを実現させています。私の知る限り、初の試みだと思います。掲載されている彫刻の数を数えてみると、11頁に118の野外彫刻が載っていました。普段、あっ、ここにもあるな。と感じたりするものの、これだけ多くの野外彫刻があるとは、神戸市民も知らないでしょう。美術手帳からの貴重な指摘だと思います。

2011年度版/20世紀の神戸のアートシーンを俯瞰

2011公式ガイド.jpg そして2011年度版も、美術手帳から出ています。サイズは同じA5サイズ。今回の目玉は、「20世紀の神戸とアート」。神戸のアートシーンを彩った、さまざまなアーティスト、グループ、美術運動などが年代別に紹介されており、いかにも美術手帳らしい企画です。執筆者は、兵庫県立美術館の学芸員等を経て現在は神戸芸術工科大学教授の山碕均氏です。ただわずか4頁なので、ギュッと濃縮ジュースを飲みながら、年代別アートシーンを早足で駆け抜けた感があります。6〜7頁くらいを割いて、もう少し詳しく解説してもらえれば、ベストだったのですが。
 今回は会場が2ヵ所増えて、4会場になっているせいか、ページ数も2009年度版より50頁ほど増えています。にもかかわらず価格は同じ1,260円。これ1冊あれば、便利だと思いますよ。





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