散歩 2 of ダラーガ通信

  神戸ビエンナーレ2009

秋晴れの一日を、アート三昧

2009年10月12日(体育の日)

 今年で2回目の神戸ビエンナーレ。2年前の第1回は、コンテナを使ったアート展というユニークさにひかれて見に行き、多くの素敵な作品に出会えて幸せな気分に浸ったものだ。

 さて、2回目。メリケンパーク会場のコンテナアートでは、前回よりも好きな作品が少なかったのは残念だが、それを上回る魅力が+アルファされていた。

 それが神戸港の海上アート展だ。メリケンパークとHAT神戸の間を結ぶ船に乗って、海上に出現させたアートを鑑賞しようというもので、神戸港の多様な景色に目を奪われ、潮風に吹かれながらアートを観る体験は実に貴重。よくこんな企画を思いついたものだと主催者に拍手。船のファンタジー号では、甲板で暗黒舞踏のパフォーマンスまであるというおまけ付きだった。

 この他にも文化庁メディア芸術祭受賞作品展と名付けて、短編アニメーションも上映。2008年度アカデミー賞短編アニメ部門賞を獲得した「つみきのいえ」もあり、じっくり観ることができた。

 喉が乾いてビールを飲みに入ったアートカフェもヒット。レゲエ風の雰囲気に溢れていて、斜めのコンテナの中にも席を作るなど、遊び心満載。いあや、楽しかった。

DSCN3876.jpg赤い靴が、皆様をお出迎え
DSCN3781.jpg兵庫県立美術館も会場になっているDSCN3791.jpg海上にもアート作品。神戸ならではの試み
DSCN3802.jpg船上では舞踏のパフォーマンスもありましたDSCN3828.jpgコンテナを使った作品が数多く展示
DSCN3832.jpg短編アニメーションDSCN3865.jpgカフェのデザインも斬新

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  城崎マリンワールド

見やすくなったが、哀愁が消え、寂しさが募る

2009年8月14日
 日和山水族園が城崎マリンワールドへと様変わりしたことは知っていたが、新しくなってから訪れたのは初めてだ。
 全体の印象は、とにかく明るくて見やすいこと。魚もよく見える。巨大きなセイウチが身を回転させながら泳ぐ迫力ある様子を間近で見たり、大きなトドが岩を登って飛び込む姿も見応えがあった。トドやセイウチは好きな部類じゃないが、こうして見てみると案外可愛いものだ。

海女の実演も海水プールもなくなった!

 しかし同時に、覚悟をしていたもの、やはり海女の実演と鮫の堀は無くなっていた。特に海女の実演は、哀愁が漂い、人生の一端をかい間見ることができたのに残念だ。
 その他にも、無料で遊べた海水プールが無くなっていた。うちの子どもたちも、随分お世話になったプールで、すぐ向こうは荒波打ち寄せる日本海。絶景のプールで楽しむことができた。また、階段にはチェーンがしてあり、海岸に降りることができない。僕たちは中学生の頃、海岸の岩陰で海水パンツに着替えて海に潜り、栄螺やアワビを取っていた。波の荒い日は、波の勢いで体を岩に打ち当て、血だらけになったりしたものだ。
 僕たちにとっての哀愁漂うレトロなパラダイス空間は、完全に失われてしまった。これも時代の流れだから仕方ないか。

DSCN3125.jpgイルカの訓練中。向こうは日本海
DSCN3085.jpg巨大な水槽が迫力満点DSCN3107.jpgトドのダイビング。人気コーナーだ
DSCN3117.jpg

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なにわ探検クルーズ

失われた水辺の風景を求めて

船は天井開閉、船体上下するスグレもの

 うかつだった。大阪市内の川を船で周遊することができることを知らなかったなんて。遅ればせながら、「らくご家と行くなにわ探検クルーズ・川の環状線コース」のチケットを買っ船に乗り込む。2500円はちと高いような気がしたが、仕方ないか。
 ということで乗り込んだ船が実によく出てきている。天井が開閉できるうえ、橋の高さによって、船の高さが上下する優れもの。低くしたときなどは、川の水面の高さが、目線の下まで迫ってくる。2500円は高くはないかと、先ほどの考えを訂正した。
 さて、川の環状線コースは、湊町リバーサイドブレイス前にある湊町船着場から、道頓堀川→木津川→堂島川→土佐堀川(ほんの少し)→東横堀川→道頓堀川のコース。

堂島川からの眺めが素晴らしい

 収穫は2つ。一つは、水門の存在に気づかされたこと。木津川からの海水と、道頓堀川水門を利用して、淀みがちの道頓堀川の水を浄化させているらしい。他にも東横堀川水門もある。
 収穫の2は、川から眺める風景として、堂島川からの眺めが素晴らしかったことだ。川幅も広く、橋も立派で、中之島の緑や大阪市役所、中央公会堂の2つの堂々たる風格ある建築物などは一見の値打ちありです。

東横堀川は、川のなれの果て?

 逆にガッカリしたのは、東横堀川と道頓堀川だ。とくに東横堀川は、川のなれの果てというか、死骸みたいだ。狭い上に、無機質で無愛想な高い塀が立てられ、その上、上には高速が走っているから、昼間から暗い。何のために残してあるのか、不思議なくらいだ。川の水の回遊のためだけなのだろう。なるべくみてもらいたくないのだろう。東横堀川では、落語家が気をそらすために、落語ネタや自分の宣伝タイムとなっている。
 道頓堀がかつての大人の街から子どもの街になったように、道頓堀川も狭い上に、おもちゃのようにごたごたしていて、落ち着かない。

川と運河を埋め立てた代償は、やはり大きい

 かつて大阪は、水都とよばれ、市内に川と運河が縦横に張り巡らされていた。江戸時代の地図をみると、南北には西横堀川があり、東西には北から、蜆川、江戸堀川、京町堀川、阿波座堀川、薩摩堀川、立売堀川、長堀川、堀江川などがあった。陸上交通の便のために、こうした川と運河を埋め立ててしまった。おかげで得たものも確かにあるが、川のある風景から遠ざかった分だけ、街の風情と記憶、心の余裕など、失ったものの方が大きいように思う。

開閉式の天井.jpg天井は開閉式
水門.jpg道頓堀川水門が水のきれいを支える低い橋.jpg水面からこんなに低くても通れます
笑福亭由瓶.jpg笑福亭由瓶が面白く説明大阪市役所.jpg船から見る大阪市役所ほたる号.jpg乗っていた船。ほたる号です

神戸まつり2009

やっと開催。神戸にサンバはよく似合う

2009年7月19日(日)

 新型インフルエンザの影響で中止になった第39回神戸まつりが7月19日(日)にやっと開催された。

 須磨焼けなのか、日焼けサロンで焼いたのかわからないが、褐色の肌でサンバを踊る健康的な女性たちをみると、インフルエンザも退散しそうな気がする。

 神戸が生んだ天才チャンピオン、長谷川穂純もオープンカーに乗って、パレードに参加し、周辺の通りでは複数のジャズバンドが生演奏。神戸らしい雰囲気で街は盛り上がった。


DSCN2903.jpg日本離れした肌の色が素晴らしい
DSCN2909.jpg神戸祭りは、やっぱりサンバだねDSCN2897.jpgいたるところでジャズの調べが
DSCN2898.jpg長谷川穂積選手もバレードに参加

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北海道大学&すすきの夜市

札幌でちょっと深呼吸

北大キャンパスは市民の憩いの場に

 2009年7月17日(金)
1日2日の出張取材で札幌へ。仕事が思ったよりも早く終わったので、札幌駅近くにある北海道大学へ向かう。札幌を訪れたのは5、6回目ほどだと思うが、北大へ足を踏み入れたのは初めて。噂には聞いていたが、とにかく広い。そして市民も自由に出入りできるようで、芝生では、家族連れやカップルが座っている。いいなあ、この大らかさ。「スラブ研究センター」があるのは、ロシアが近いせいなのだろう。もちろんクラーク博士の銅像もあった。

すすきの夜市に出くわす

 夜、お腹がもたれるくらいに大食いをしたため、腹ごなしに、すすきのまでてくてくと散歩。すすきのは何と、歩行者天国になっており、通りに並べられたテーブルで、大勢の人が料理を楽しんでいる。野外ステージも設けられ、コンサートも開くなど、かなりの本気度だ。金髪に染めた髪をアップしてギャル風のおねえちゃんもたくさんいて、異様な盛り上がり。半被を着た男性に聞くと、今日は、夏に毎年行われる「すすきのまつり」の日だそうだ。スペイン料理とワインを楽しみたかったのだが、これ以上は食べられない。このイベントを知っていれば、こちらで楽しむべきだったと、ちょっぴり後悔した。

DSCN2819.jpgまるで公園みたいDSCN2813.jpgスラブ研究センターに興味ありDSCN2825.jpg歩行者天国で、楽しく食事DSCN2830.jpgへんな自転車もいたりして


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