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今週のコトバ(4/ 2)
但馬から映画館が消えた日
嗚呼、ついに、ついに、ついに閉館してしまった。いずれは、と思っていても、実際にその日を迎えるのはやはり辛い。昨日の3月31日、豊劇(豊岡劇場)が閉館した。豊岡市内には4つも映画館があったのに、1つ減り、2つ減り、3つ減り、最後の砦として頑張っていてくれたのが豊劇だった。最後の作品は、「ALWAYS 三丁目の夕日’64」。神鍋のホテルで開かれた中学校の同窓会が終わると、送迎バスで運転手さんに無理を言って劇場前まで送ってもらい、映画館に駆け込む。泣かせると分かっているストーリーと、豊劇での数多くの想い出が重なって、心の中はどしゃ降り状態だった。3代目の館主の山崎さんともお話をさせていただいた。小さな娘さんから記念の袋入りの飴をいただいた。マスコミ各社も取材に来ていた。これで、豊岡はもちろん、但馬からすべての映画館は消えた。一つの時代が幕を下ろした瞬間だった。
映画館で観るということは、単にスクリーンが大きいという意味だけではない。何時、どんな状況で、誰と観たのか。各自の個人史として記憶に刻み込まれ、何度も蘇らせることができる体験をするということだ。初めて親父に連れて行ってもらった映画の中の錦ちゃん(中村錦之助)の格好良さにため息をついたこと、近所のお姉ちゃんに誘われて、なぜか「世界残酷物語」を観たこと、悪友とこっそり学校の授業を抜け出して、ドキドキしながら成人映画を観たこと、映画館デートで彼女の手に握ることばかりを考えて映画の内容を覚えていなかったこと、絶望的な気持ちで映画館の暗闇に身を浸したこと、遊びすぎて終電車に乗り遅れ、映画館で一夜を過ごしたこと…etc。他にも数え切れない思い出がある。映画館はいつも味方で、優しく寄り添ってくれた。映画館がなくなれば、そんな体験もできなくなる。哀しいことだ。
マスコミ各社も取材に!
近代建築遺産として活用してほしい
What's New
2012.4.2 |
今週のコトバに「但馬から映画館が消えた日」を追加しました。
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2012.3.22 |
今週のコトバに「廃墟と映画」を追加しました。
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2012.3.13 |
今週のコトバに「悪魔の楽器」を追加しました。
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2012.2.24 |
今週のコトバに「鳥瞰図の愉悦」を追加しました。
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2012.2.15 |
映画の海に「キャピタリズム」を追加しました。
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2012.2.13 |
今週のコトバに「巨大なセリ」を追加しました。
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2012.2.6 |
今週のコトバに「5代目は、看板娘」を追加しました。
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2012.1.17 |
今週のコトバに「卓球小僧が気にかかる」を追加しました。
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2012.1.6 |
映画の海に「カリガリ博士」を追加しました。
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2012.1.6 |
今週のコトバに「木質ペレットは、地方経済の救世主?」を追加しました。
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2011.12.28 |
書物の森に「暴力団」を追加しました。
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2011.12.27 |
今週のコトバに「野球カステラ」を追加しました。
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2011.12.19 |
今週のコトバに「廃校の再利用」を追加しました。
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2011.12.16 |
映画に「刑事」を追加しました。
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2011.12.15 |
今週のコトバに「神戸海員教会」を追加しました。
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2011.12.15 |
映画に「マルホランド・ドライブ」を追加しました。
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2011.12.06 |
今週のコトバに「ポスターの誘惑」を追加しました。
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PICKUP
BOOK & CINEMA
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本当にごめんなさい。工事中だらけの状態で、ホームページを公開してしまいました。生来が怠け者なので、完成してからと思っていたら、いつまで経っても公開できそうにありません。ということで、工事現場を見せてしまいます。どんな建物が建つのか、自分でも不安なような、楽しみのような。 |
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本来は、インドア派の私にとって、アウトドア的な趣味といえば、散歩ぐらい。のんびりと近所や、あるいは遠くまで足を伸ばしてぶらぶら歩き、のどが乾けば、カフェか食堂に入ってビールかコーヒーで一休み。あなたも散歩気分で、気楽に楽しんでください。 |
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最初のタイトル「散歩カフェ」は、ただ散歩が好きで、気楽に付けたものですが、公開してみると、似たタイトルのHPやブログの何と多いことか。しまった!これではオリジナリティ皆無じゃないか。そこでわが出自を考慮にいれて、「ダラーガ通信」へと強引に車線変更。「ダラーガとは何か?」については、こちらをご覧下さい。 |
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神戸在住のコピーライターで、仕事場は大阪の天満橋。もともと雑誌の編集マンだったので、こんなものも作ってみたくなりました。将来は、多くのゲストにも参加してもらい、雑誌感覚のホームページにしたいと、野望は神戸タワーのごとく(低いな〜)そびえております。 |